現在のシステム

スーツの男性

従来のビル管理システム

ビル施設の稼働には多くのエネルギーを必要とします。具体的には電気や熱電源、給水などといったインフラシステムを動かす時に使うケースが多いと言われています。現代では生活環境の変化や生産活動の集約化などに伴い、多くの人員を1ヶ所に集める事が可能なビル施設の必要性も高まっています。それに連れて、エネルギー効率を高めるための省エネへの必要性も高くなってきます。従来の省エネ方法としては基本的に、ビルの利用者側による対策が主とされていました。つまり具体的には、使わない範囲のインフラは電源を切る、必要に応じて窓や空調などの設備を動かす、といった方法です。そして老朽化や設備投資が必要と判断した部分については、ビル管理側が対処する、といった役割分担が主となっていました。

今後の普及が期待される省エネシステム

一方で近年では、通信技術や管理体制の強化が可能となった技術面の背景を受けて、ビル管理システムの集約化による省エネ方法を実施する動きが増えつつあるとされています。つまり、従来では利用者によってオンオフを切り替えられたり、利用する量をコントロールしていた事を、ビル管理側の省エネシステムとして一括管理しようとする動きを指しています。具体的には、配電や給湯などのエネルギー全体量を管理者側で把握しておき、利用者はそこへ申請して必要量または決められた配分だけを受け取って使う、といった仕組みとなっています。こうする事で、限られたエネルギーをより計画的・効率的に使う事が可能となります。システム導入には相応のコストの他、従来の設備・システムとの連携における再構築が必要とされています。しかしエネルギー効率の向上によってゆくゆくは回収可能と見る面から、省エネの徹底に向けて普及が待たれるシステムとされています。